救急科ブログ
手稲渓仁会病院 救急科(救命救急センター)

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2016年03月01日

2月29日

石田です。


今年はうるう年ですね。4年に1度の229日。

すでに春の訪れを感じている地域もあるかもしれません。そんな日の札幌の天気は、大荒れでした!!


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吹雪のため、外が真っ白です。


こんな天気であっても、もちろん病院は平常運転。果たして、無事に病院まで辿り着けるのか??

安心して下さい。多少の遅延はあっても、手稲までちゃんと送り届けてくれます。頼もしきJR北海道。


天候不順の場合、残念ながらドクターヘリは運休となります。

代わって、ラピッド・レスポンス・カーという自動車に乗り込み、現場まで駆けつけます。

そこで先に活動している救急隊とドッキングするのです。

 写真1.jpg


もちろん、ヘリに比べるとカバーできる範囲は狭まりますが、背に腹は代えられません。

本日もラピッド・レスポンス・カーでの出動がありました。

 P2252094.JPG

※この写真はイメージです


外は氷点下のため、コートを羽織る他に、フライトスーツの下に色々着込みます。

しかし、院内待機中は逆に暑すぎるのが難点です。

気象による制限も多い、冬の北海道です。




posted by 渓仁会救急科 at 20:23 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月21日

救急科専門医合格!!

石田です。


当科の医長、羽岡医師が、2015年度の救急科専門医試験に合格しました(^^)/

救急科専門医になるためには、資格条件として救急科業務専従3年というものがあります。羽岡医師は医師11年目。当院で初期研修を終え、3年目は救急科研修。その後は出身大学のある関東に帰り、精神科医と産業医としてのトレーニングを受けました。精神保健指定医の資格を取得後、3年前に手稲渓仁会に戻り、2年の救急科業務をこなし、救急科専門医資格をクリアーしました。精神科医にして救急医という異色の経歴の持ち主となった羽岡医師にインタビューしてみましょう!!

(カメラマン:森先生)



石田

「合格、おめでとうございます!!」

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羽岡医師(以下、羽岡)

「ありがとうございます」


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石田

「キャリアプランについて迷走している後輩として、いろいろ聞きたいことがあります。まず、ありきたりの質問で恐縮ですが、羽岡先生が救急を志した理由を教えていただけますか?」


羽岡

「困っている人の役に立ちたいという気持ちがあり、『専門外だから診られません』ではなく、どんな症例でも最初の対応はできる医者でありたいと思い、救急に興味を持つようになりました」


石田

「なるほど。「何でも診られる医者になりたい」というのがきっかけなのですね。僕もそうですし、救急科を志す人の中では同意できる人が多いと思います。次に、救急医師として勤務する中で、一番のやり甲斐って何ですか?」


羽岡

「重症度に関わらず、患者さんやその家族は体に何が起きているのか心配し、混乱していることが多くあります。その心配や混乱を治療や説明で解消してあげられることです。また、重症例を前にすると医療者までも混乱していることが多くありますけど、そのような中、少しでも効率よく診療が進むようにコントロールできた時もやり甲斐を感じます。様々な人の混乱を解消するのが好きなのかもしれません」

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石田

「羽岡先生はいつでも冷静ですものね〜。見習いたいものです。話しは変わりますが、救急科専門医試験はどうでしたか?難しかったですか?僕も今後受験する予定ですが、どういった準備をすればいいですか?」

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羽岡

「試験は三段階ですが、一番大変だったのは二段階目に提出する経験症例の整理だったかもしれません。計画的にコツコツと準備していた方ですが最後の最後で記載の不備を見つけたりもして危なかったです。筆記試験は、過去の問題を解きながら勉強しましたが、初めて知ることも多かったので、そこを押さえておいたのでなんとか合格できました」


石田

「これで救急科専門医・精神保健指定医・産業医の三刀流医師になりましたね。複数の専門分野を持つことのメリット・デメリットについてはどのように思われますか?」


羽岡

「メリットとしては、幅広い視点で仕事ができることです。デメリットとしてはそれぞれの能力と知識を維持する労力が大きいことでしょうか。今は精神科医としての刀を抜く機会は圧倒的に少なくなったので錆びついているかもしれません」

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石田

「確かに、広くやると浅くなってしまう部分は避けられないかもしれませんね。最後に、今後の目標などありましたら、お願いします」


羽岡

「やはり専門が3つの分野にまたがっているので、救急患者の精神面のケアができ、精神科患者の身体疾患の治療ができ、自身のいる職場環境も改善させていける、そんな活動を周囲にも広げていきたいです」

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石田

「おっと、ちょうど奈良先生もいらっしゃいました。センター長として、羽岡先生に何かコメントをいただけますか?」


奈良医師

「羽岡先生。合格おめでとうございます。先生の専門医試験に関しては、私が心配することは全くありませんでした。ダブルボード維持が難しくなる可能性はありますが、これからも先生の専門性を生かした特徴のある救急医として成長し、また後輩の指導にあたって下さい。今後ともよろしくお願いします。」

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救急科全体で、羽岡先生の合格祝いをしました☆


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我々若手医師も、羽岡先生に続いてどんどん救急専門医をGETしていきたいと思います!!

救急科を志す方は、当院での研修はいかがでしょうか?






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posted by 渓仁会救急科 at 21:42 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月16日

道東旅行(後編)

石田です。


10月初旬に、知床の散策ツアーに参加しました。

知床はご存知、日本に4か所しかない、世界自然遺産に認定された場所です。

皆さんも、「熊がたくさん生息している場所」というイメージがあるのではないでしょうか?

知床五胡には「地上遊歩道」・「高架木道」の二つのルートがあります。後者はいつでも散策可能ですが、前者はヒグマ活動期(5/10~7/31)にはガイド同伴でないと立ち入ることは出来ません。僕が訪れた時期はヒグマ活動期ではなかったのですが、知床の自然を学びたいと思い、ガイドツアーに参加しました。



「ヒグマ」と言えば、「鮭」を連想させます。お土産の木彫りも、鮭を咥えた熊の像が多いと思います。しかし現在はダムが多く、鮭がヒグマが生息する山奥まで遡上することは難しく、鮭とヒグマが遭遇する場面はほとんどないそうです。その数少ない場面が知床なのです。(知床ですらヒグマの食物事情における鮭の割合は微々たるものだそうです)


ヒグマから身を守るレクチャーを受け、いざ出発!!


奥深い原生林の中を進んでいきます。いつヒグマが出てくるかヒヤヒヤします。

(ちなみに、これまで知床国立公園ではヒグマによるヒトの被害は出ていないそうです)

知床五胡の写真ですが、一〜五湖のうちのどれかは忘れてしまいました(;_;)

天気は曇天でしたが、知床連峰がきれいに見えました☆

後半は高架木道です。ここまでくれば、ヒグマとの遭遇も心配ありません。

今回の散策では、無事(?)ヒグマとの遭遇はなく、安全に終えることが出来ました。

ヒグマから身を守る一番の方法は、「遭遇しないこと」です。ヒグマに会いたいのであれば、知床ではなく、動物園に行くのが得策でしょう。「ヒグマの生息する場所にお邪魔する」というスタンスが正しいのだと感じさせられるツアーでした。

エゾジカ・エゾリス・キタキツネには多く遭遇しました。

有名なオシンコシンの滝です。先に写真を取っていた、外国人旅行者のポーズをマネしてみました。骨盤を斜めに向け、腰回りを細く見せるのがミソだと思います。一度お試しあれ()


帰りに北見・旭川に寄りました。

今回は、たまたま出来た仕事の連休を利用して旅行を楽しみました。

オン・オフがはっきりしているのが救急科の特徴です。北海道を旅行してみたい方は、是非是非。

posted by 渓仁会救急科 at 10:13 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする